映画「ザ・ロード」を観た(dvdね)
日本語の翻訳本で2年ぐらい前に原作は読んでいたんだけど、映画もとても面白かった。ちょうど3月11日の大地震、そして原発の問題で東京はそんなに深刻ではないにしろ、感じていた心の中にある不安みたいなものがすすんでいったものがこういう世界なのかなと思う。いっしょにみていた彼女はこういう世界になったら先に死にますとのことで、たぶんぼくは3ヶ月ぐらいがんばってそれから死にますと思ってしまう。
大地震の前は、東京で地震が起きたら栃木の実家まで歩いてかえればいいやとのほほんと考えていたが、いざ地震が起きたら、東京のあの程度ですら、8km夜の中歩いて帰るのはちょっと勇気が必要でした。人間がこわいなあと思った。怖いと思わせる情報があった。あの夜の怖さはずっと持って生きて行かないとならない。世の中の戦争、紛争が起きている地域なんかはこんなのに比べ物にならない怖い気持ち抱いていきているんだと思うから、ほんとにちっぽけな不安なんだけど、それでも怖かったんです。
あの晩は、地震がおきたときから、ずっと側に何人か人がいたのは本当にラッキーだったなと思う。
Recent Comments